

今まで私たち添田農産ではトマトは市場などに出荷せずに
自分たちで売る「直売所」のみの限定販売を行っていました。
それには理由があります・・・。
市場へ出荷してスーパーに並ぶのは翌日です。スーパーには最高でも出荷後の3日後まではスーパーの店頭に並ぶこともあります。

市場へ出す時は日持ちをさせるために薄ピンク色で真っ赤になる熟成する前の状態で出荷します。しっかりと完熟させた方が糖度が乗り食味が増すのですが、日持ちさせるために完熟前に出荷するのです。
完熟させてしっかりと糖度が乗った食味があがるトマトが出来ますが、日持ちしません。お客様に糖度があるトマトを食べて欲しくて、市場に卸さずに直売所のみの販売を行っていました。
トマトのサイズって大きいものから小さいものまであると思いませんか?
普通のトマトとミニトマトの違いって知っていますか?
気づいているお客様もいると思いますが、ミニトマトは普通の大きなトマトに比べて皮が厚いです。逆に大きなトマトは皮が薄いです。
ミニトマトは皮が厚いので日持ちしますが、サイズが大きくなれば皮が薄くなり日持ちしなくなります。
フルーツトマトは、水を極力与えずに本来大きいトマトをミディ(中ぐらい)にして糖度を上げて甘くしています。
一般的に売られているフルーツトマトはその理由で大きくありません。


苗づくり
9~10月にトマトの苗を作ります。
温度管理もしっかり行いながら育てています。

定植
10~12月に育った苗を樽へ移します。
一定量を長い期間安定してお届けしたいため、
定植は一度に行わず数回に分けて行います。

脇芽とり
トマトを大きくして栄養が他に行かないように脇芽とりを収穫まで行っています。

収穫
1~7月の間に赤く実をつけて完熟したトマトのみを収穫してお客様のもとへお届けしています。
インターネット通販を始めたキッカケ
遠方にお住まいの人が私たちのトマトを直売所で買っていただき、
美味しいから送ってほしいと連絡がありました。
樽栽培を始める前は甘いトマトを食べていただきたいため、
完熟させたトマトのみを直売所限定で販売を行っていました。
そんな時に出会ったのが「樽栽培」です。
樽栽培でトマトを栽培することでミニトマトのような甘さを持った
大きいサイズのトマトを作ることが出来ました。
大きいトマトには難しかった完熟させても日持ちする、
そんな私の理想的なトマトになりました。
インターネット通販により私たち添田農産のトマトを
全国の皆さんに安心して食べていただきたいと願っています。
添田圭亮